ECオークファンは28日、小売業向け在庫管理AIソリューション「zaicoban」(ざいこばん)でPOS(販売時点情報管理システム)データとの連携を11月1日から開始する、と発表した。
この連携により、アマゾンや楽天市場といったECサイトの売れ行きを用いた在庫分析だけでなく、リアル店舗の売れ行きを加味した在庫分析ができるようになる。
zaicobanは、AIで在庫を細かく、客観的な指標で評価するサービスで、全在庫のリアルタイム時価査定、在庫スコア・売価設定スコア診断、完売までの日数予測や店舗ごとの在庫健全性評価などの機能を備える。
小売企業自身の売れ行きデータと、オークファンが保有する700億件以上のECの売れ行きデータを突き合わせた多面的な在庫分析が強みだが、POSデータとの連携機能を搭載することで、リアル店鋪との比較分析にも活用できるようにする。
POSデータを組み合わせることで、「旬」が過ぎてしまった滞留リスクの高い商品や、エリアごとの相場価格よりも高く・安く販売している商品・店鋪を発見できる可能性が高まる。