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災害対策室「本日中の解消見込めず」

大雪車両滞留で国交省集計ミス、実際は依然1000台

2020年12月18日 (金)

行政・団体国土交通省が18日13時時点でまとめた大雪の被害状況によると、同日7時時点で160台程度としていた関越自動車道の立ち往生している滞留車両数は集計上の誤りで、12時時点では依然として上り線で1000台が身動きできない状態にあることがわかった。

解消の見通しについて、国交省水管理・国土保全局防災課の災害対策室は「本日中の解消は難しい」と話した。

北日本から東日本の日本海側を中心に雪が降り続いており、これらの地域では21日頃にかけても雪が降る見込み。特に19日から20日にかけては、大雪となって積雪がさらに増えるという。

気象庁によると、大雪による交通障害や施設への被害、ふぶきや吹きだまりによる交通障害、高波に警戒・注意するよう呼びかけている。路面の凍結、屋根からの落雪、電線や樹木への着雪、山地でのなだれにも注意が必要だ。

新潟県の関越車道では、上り線で1000台程度が立ち往生している。18日朝には滞留車両がいったん160台に減少したことを公表していたが、情報の交錯による把握漏れで誤った数値となったことが判明した。実際には立ち往生がはじまった当初から改善しておらず、本日中の解消も見込めない状況だという。

こうした事態を受け、新潟県トラック協会は県との輸送協定に基づく支援物資輸送を実施。17日に越後川口SAに4トン車3台を派遣し、クラッカー32箱、乾パン87箱、飲料水(2L)600本、毛布(10枚入り)30箱、簡易トイレ40箱、簡易トイレ袋25セット、ガソリン携行缶(20L)200個を届けた。