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トラック輸送・11月、一般貨物6.2%減・特積0.4%増

2021年1月27日 (水)

調査・データ国土交通省が27日に公表したトラック輸送統計によると、2020年11月は一般貨物が全国的に減少し、前年同月比6.2%減となった一方、特別積み合わせ貨物は0.4%増加し、稼働1日あたりの輸送量も4%増加した。

一般貨物は全国の運輸支局で前年同月比マイナスと報告されているが、特に北海道(7.3%減)、関東(6.6%減)、中国(6.8%減)、四国(8.8%減)、九州(12.2%減)、沖縄(12.1%減)の各運輸支局管内では5%以上の減少がみられた。各支局は12月以降も減少傾向を予想している。

特別積み合わせ貨物は、調査対象24社の輸送量が552.8万トン(前年同月比0.4%増)、稼働1日あたりの輸送量が24.7万トン(4%増)、平均稼働日数が22.4日だった。宅配便は、調査対象14社の取扱個数が3億9866万個で、10.4%増加した。

▲特別積み合わせ貨物の輸送トン数推移(出所:国交省)

品目別の前月(10月)比では、工場・生産地からの「農水産品」が増加した一方、工場・生産地からの「金属製品」「繊維工業品」「日用品」、商社・問屋からの「日用品」、倉庫からの「金属製品」「化学工業品」「繊維工業品」が減少。「繊維工業品」と「日用品」は季節的な需要減も影響した。

前年同月比では、「化学工業品」を除く工場・生産地からの貨物がすべて減少し、商社・問屋からの「日用品」や、倉庫からの「化学工業品」「繊維工業品」「食料工業品」「日用品」でも減少がみられた。