財務・人事セイノーホールディングスが10日発表した今3月期第3四半期(2020年4-12月期)連結決算は、主力の輸送事業のほか自動車販売、物品販売の2事業でも減収減益となったのが響き、売上高は4387億2500万円(前年同期比7.2%減)、営業利益は178億4600万円(27.3%減)、四半期最終利益は128億3600万円(51.4%減)となった。
輸送事業は中核会社の西濃運輸で貨物量が大幅に減少するなか、渉外履歴を含む顧客情報を一元管理する「顧客カルテシステム」を活用して貨物の確保に取り組んだ。
コスト管理にも注力し、積載量が落ち込んでいる運行コースの減便など運行便の見直しを継続した。また「物流を止めないとの気概を持って業務にあたった社員に報いる」ため、新型コロナ対応特別一時金を支給した。
通期は売上高5910億円(前期比5.5%減)、営業利益240億円(19.4%減)、最終利益160億円(38.1%減)と減収減益の見込み。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/3Q | 21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | |
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売上高 | 438,725 [-7.2%] | 279,884 [-11%] | 138,083 [-9.8%] | 627,126 [1.4%] |
営業利益 | 17,846 [-27.3%] | 9,085 [-44.3%] | 2,647 [-63%] | 29,439 [-5.7%] |
最終利益 | 12,836 [-51.4%] | 6,488 [-69.5%] | 2,429 [-47.2%] | 25,677 [21%] |
売上高営業利益率 | 4.1% | 3.2% | 1.9% | 4.7% |