フード食品配送などを手掛ける北王流通(東京都北区)は12日、緊急事態宣言を受けて厳しい経営を強いられている飲食店向けの応援キャンペーンを開始した。固定費を除く月額物流費用の30%を同社が3か月間負担するとともに、4月までに発注した3PL業務の構築について初期費用を50%割り引くという。
営業時間制限により飲食店の売上高が低迷する一方、物流費用は下がりにくいことなどを勘案した。北王流通は店舗ごとの納品回数の見直しなど業務改善に努めながら、顧客との共存をめざす。同社の業務改善責任者は「お客様には、物流のニューノーマルをともに模索するきっかけにして頂きたい」とコメントしている。