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20年トラック死亡事故207件、2桁減も目標未達

2021年4月5日 (月)

調査・データ全日本トラック協会(全ト協)が5日に発表した2020年の交通事故統計分析結果によると、通年の死亡事故件数は前年比13.4%減(32件減)の207件となった。

全ト協は事業用トラックを第一当事者とする死亡件数について「車両台数1万台当たり1.5件以下」を目標に事故防止に取り組んでいるが、20年12月末時点のトレーラーと軽トラックを除く営業用トラックの数は132万5579台で、1万台当たりの件数は1.56件となり、今回も目標値を下回れなかった。

発生地別では東京都が最も多く16件、次いで大阪府が15件、埼玉県と愛知県と兵庫県がそれぞれ12件で続いた。19年比で最も大きく増加したのは栃木県で、6件増の11件。最も減少したのは千葉県で12件減の4件だった。。

事故類型別では「車両相互」 が最も多く、114件で全体の55.1%を占め、2位は「人対車両」の75件で36.2%を占めた。行動類型別では「等速(直進)」が最も多く110件で53.1%を占め、2位は「左折」が28件で13.5%、3位は「右折」が26件で12.6%だった。