メディカル医薬品受託製造メーカーの武州製薬(埼玉県川越市)は、医薬品卸大手スズケンの完全子会社の物流施設内に「武州製薬加須パッケージングセンター」(仮称)を設置する。19日に締結したスズケンとの業務提携契約に伴うもので、今夏を目途に稼働を開始する(一部既報)。
中央運輸(東京都中央区)の「加須医薬品共同物流センター」内で、治験薬などの検査・表示・包装業務などを行う。武州製薬は発表に際し「委託元である医薬品メーカーに、製造から納品まで、これまで以上に迅速かつ的確なサービスを提供する」としている。
パッケージングセンターの室温包装エリアの広さはは1500平方メートルで、冷蔵包装エリアは334平方メートル。室温で648パレット、冷蔵634パレットを取り扱うことができる。
医薬品・医療機器の輸送を主な事業とする中央運輸とは1月に、物流センターに保管エリアと冷蔵室を設置する契約を締結。あわせて埼玉県からGMP(適正製造規範)における区分許可(保管)を取得していた。