ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

アライの物流施設第2弾は都内12万m2、第1弾も順調

2021年4月28日 (水)

拠点・施設物流施設開発を手がけるアライプロバンス(東京都墨田区)は28日、浦安鉄鋼団地(千葉県浦安市)で建設中のマルチテナント型物流施設「浦安市港物流センター」(仮称)の上棟式を行い、式典後の会見で、同社第2弾の物流施設開発が東京都江戸川区の旧新井鉄工所江戸川工場跡地で進行中であることを明らかにした。

第1弾の「浦安市港物流センター」は、延床面積3.4万平方メートルのスロープ付きマルチテナント型物流施設で、昨年8月に着工し、このたび最後の鉄骨が組み上げられた。アライプロバンスの新井嘉喜雄社長は「初めての物件となるが、建設は順調に進んでいる」と話し、建設資材の調達にも滞りがないことを強調した。当初の予定通り10月末に完成し、11月から稼働する見通しだという。

▲「浦安市港物流センター」(仮称)の完成イメージ

同社の新井太郎専務は、リーシングの状況について「旺盛な引き合いをいただいており、一棟借りの依頼もある」とコメント。現在も業種を問わずテナント企業を募集中だが、今後は10月末の竣工に向けてテナント企業と条件面の折り合いを付け、「互いにウィンウィンの関係」を構築していく考え。

▲アライプロバンスの新井太郎専務

また、新井専務は同施設の外構デザインに、ルイ・ヴィトンのポップアップショップなどの設計を手がける菅原大輔氏を起用したことを公表。「ありきたりな物流施設にはしたくない」という考えのもと、「最新のマルチテナント型物流施設に引けを取らない」機能性と、テナント企業や従業員が誇りを持って働けるようなデザイン性を両立させていく。完成後にグッドデザイン賞の獲得も視野に入れているという。

旧江戸川工場跡地で進めている第2号物件については、「浦安市港物流センター」(仮称)の4倍近い施設となることを明らかにし、施設規模の関係で第1号では実現できなかったコンビニエンスストアや託児所などの従業員向け付帯設備を充実させる考えを表明した。第2号物件以降の計画については、「現時点で予定はない」としたが、新たに土地を取得して開発を行うことも検討していくという。

▲(左)新井嘉喜雄社長(右)新井太郎専務

アライプロバンスの賃貸物流施設にかかる3つの期待