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ESR、横浜で延床20万平米の「幸浦DC2」着工

2021年6月14日 (月)

▲「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター2」の外観イメージ(出所:ESR)

拠点・施設ESR(東京都港区)は14日、横浜市金沢区で敷地面積9万282平方メートル(2万7310坪)、延床面積19万5373平方メートル(5万9100坪)のマルチテナント型物流施設「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター2」の着工を発表した。工事はすでに開始しており、23年1月末の完成を目指す。同じ敷地内では、すでに1棟目の建設が始まっており、22年1月末に完成する見通し。2棟の総投資額は1000億円を見込む。

▲「金沢の森」のイメージ(出所:ESR)

建物は4階建ての免震構造で、45フィートコンテナトレーラーも走行可能な、上り下り専用のダブルランプウェイにより、各階に一方通行でアクセスできる。トラックバースは各階に50台分を設け、全て高床式で、ドックレベラーは各階に10基設置。なお、外観には1棟目との一体感を感じるデザインを施して景観の配慮に努めるほか、敷地内にはランドスケープデザイナーを起用して「金沢の森」を作り出すべく、植樹などを行うという。

倉庫の床荷重は、1階は1平方メートル当たり2トン、2階以上は1.5トンで、全ての階で2.5トンのフォークリフトが走行可能。荷物用エレベーターは各階10基、垂直搬送機は12基を設置可能で、特別高圧電力の供給により、各種のロボティクスや冷凍冷蔵設備なども導入することができる。最小賃貸区画は920坪で、半フロア6500坪からワンフロア1万3000坪までの賃貸が可能。

▲所在地図(出所:ESR)

アクセス面では東京湾に面し、首都高速道路湾岸線の幸浦インターチェンジ(IC)などから近く、主要幹線道路へのアクセスに優れる。横浜中心部に近いことに加えて、横浜港から15キロ、羽田空港から31キロであることから、首都圏のみならず全国各地への物流拠点としても機能する。また、同市と近郊のベッドタウンの豊富な労働人口を背景に、雇用確保の面でも優位性を持つ。

なお、敷地南部の、現在は使用されていないガントリークレーンは同施設のアイコンとして保存し、夜間はライトアップやプロジェクションマッピングで演出することも検討する。そのほか、勤務者の就労環境の向上のためにラウンジやスカイテラスを整備。子育て中の勤務者が安心して働けるための保育室も設置する。

■「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター2」の概要
所在地:神奈川県横浜市金沢区幸浦1丁目8-3他
敷地面積:9万282平方メートル(2万7310坪)
延床面積:19万5373平方メートル(5万9100坪)
構造:地上4階建て・PCaPC造
免震構造完成時期:2023年1月末
アクセス:首都高速湾岸線「幸浦IC」から2.4キロ、「杉田IC」から3キロ、横浜横須賀道路「並木IC」から2.5キロ、金沢シーサイドライン「並木北駅」から1キロ(徒歩9分)

■ESR横浜幸浦DC1・2の完成イメージビデオ

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