東京エレクトロン系、倉庫自動化システム実証実験

サービス・商品東京エレクトロングループの東京エレクトロンデバイスは7日、米国現地法人が開発した物流倉庫の自動化・効率化支援システム「ハコフロ」の実証実験を開始すると発表した。既存のシステムを生かしながら、専用のソフトウェアで入出庫時の各種業務を管理することにより、物流現場の課題である業務効率化につなげる取り組みだ。

物流倉庫では、荷物の保管や出庫にかかわる多くの業務を人手によるマニュアル作業で管理しているケースが少なくない。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う物量増もあり、既存の在庫管理ソフトウェアを導入していても、在庫数量の正確な把握や、倉庫内空きスペースの有効活用、人員不足による配送遅延の解消や人件費の抑制など、解決すべき課題は多いのが現状だ。

今回の実証実験では、既存の倉庫管理などのシステムと連携させながら、省人化やコスト低減を可能にする物流管理サービス運用の検証を進める。

▲システム概要図（出所：東京エレクトロン デバイス）