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日立物流、現場最適化の制御システム特許を取得

2021年8月2日 (月)

サービス・商品日立物流は2日、物流現場の運営を最適化する統合制御システム「RCS」(Resource Control System)に関する特許を取得したと発表した。複数の出荷オーダーと必要な作業工程に関する情報と、作業に利用できる複数のマテハン機器及び作業者などのリソースに関する情報をもとに、作業を複数のタスクに分類し、各リソースの工程計画を生成する出力。各リソースの稼働実績を収集して工程計画に反映させてスケジューリングを繰り返すことで、最適な工程管理を自動で行う。物流現場の効率的な運用に貢献するシステムの開発につなげる。

物流現場では、各設備の作業指示データが独立していることが多く、特定の設備への作業集中によるラインの滞りを回避するためには、管理者が各設備の稼働状況を確認し、作業の優先順位を加味してリソースの調整を行う必要がある。

日立物流が特許を取得したRCSは、入出荷データとマテハン機器および作業者のリソース情報を集約し、効率が最も良くなるように作業の割り付けを行うことで、物流センター全体の生産性を最適化する。これまで人手を中心に行っていた指示機能の自動化が可能となる。