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オーチスとZMP、EVと自律型ロボの連携実験

2021年8月5日 (木)

日本オーチスのショールームで走行するPATORO(パトロ)(出所:日本オーチス・エレベータ)

調査・データ日本オーチス・エレベータ(東京都文京区)は、ZMP(東京都文京区)と共同で、エレベーター(EV)とロボットの連携実験を実施したと発表した。オーチスとZMPがそれぞれ開発したクラウドシステムを接続することで、エレベーターとZMPの無人警備ロボットを連携させた。物流現場などで活躍の場を広げてきた自律型の産業用ロボットを、より幅広い領域に導入する動きが広がってきた。

連携実験では、オーチスが開発した自律型ロボットと連携できるインターフェースを用いることで、ロボットが人間の手を借りずにビル内を垂直に移動できるようにした。ロボットが自律的にエレベーターを呼び出し、目的地を選択してスムーズに乗り降りすることができた。

両社は、病院やホテル、商業施設などへの導入を想定し、従業員の生産性向上などの支援につなげる方針で、自律型ロボットの多様な活用方法の先行事例として注目されそうだ。