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日本郵船社員が八戸沖の海岸清掃、船舶座礁契機に

2022年7月12日 (火)

▲海岸清掃の様子(出所:日本郵船)

環境・CSR日本郵船は12日、7月4日から9日にかけて青森県八戸市に社員を派遣し、漁港周辺の海岸清掃を実施したと発表した。計3回の派遣で延べ34人が参加した。

八戸市の沖合では2021年8月、日本郵船が洞雲汽船(愛媛県今治市)の関連会社から定期用船していた木材チップ専用船「CRIMSON POLARIS」(クリムゾン・ポラリス)が座礁。今も船主による船体の撤去作業が続いている。

派遣された社員は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、適切な感染対策を行った上で清掃に取り組んだ。

パナマ船籍のクリムゾン・ポラリスは、木材チップをタイから八戸へ運搬していた21年8月11日午前、八戸港の防波堤外側で停泊中に強風にあおられて座礁。船体が分断し油や積荷が流出し、一部が周辺の海岸に漂着した。中国人とフィリピン人の乗組員計21人にけがなどはなく、全員が船から退避して無事が確認された。