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DSV、AI活用で生産性9000億クローネ改善へ

2026年5月12日 (火)

財務・人事デンマークの国際物流大手DSVは12日、投資家・アナリスト向け説明会「Capital Markets Day」で、2030年に向けた新たな戦略方針「Leverage to Lead」と財務目標を発表した。買収したDBシェンカーの統合完了後を見据え、AI(人工知能)やテクノロジー活用、ネットワーク最適化、M&A(合併・買収)を軸に、業界首位としての収益力強化を進める。

新戦略では、AIとデジタル技術による業務変革、顧客関係の拡大、オペレーションの標準化・効率化を重点に置く。シェンカー統合によるシナジー効果は従来見通しと同じ90億デンマーククローネで、2027年から通期で業績寄与する見込み。これに加え、AI・テクノロジー導入とネットワーク・業務最適化により、2030年までに部門横断でさらに90億デンマーククローネ規模の生産性改善を見込む。

部門別の30年財務目標では、Air & Sea部門のコンバージョン比率を55%超、税引前ROIC(投下資本利益率)を20%超に設定した。Road部門はコンバージョン比率35%超、税引前ROIC20%超、Contract Logistics部門は同35%超、15%超を目指す。グループ全体では、現在の事業構成を前提にコンバージョン比率を45%程度、税引前ROICを20%程度とした。

DSVは、今後もM&Aと市場成長を上回るオーガニック成長を組み合わせる。世界90か国以上、15万人規模の体制で、航空・海上、陸上輸送、コントラクトロジスティクスを横断したサービス基盤を活用する。シェンカー統合後は、重複拠点や輸送ネットワーク、管理機能の効率化が収益改善の焦点となる。

26年通期見通しについては、4月29日に公表した第1四半期決算時の予想を据え置いた。特別項目控除前EBITは230億-255億デンマーククローネを見込む。DSVにとって、シェンカー買収後の統合作業は規模拡大だけでなく、AIを使ったグローバル物流網の再設計に踏み込む段階に入る。

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