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TBMのECサイトに米エコカートの脱炭素機能を導入

2021年9月15日 (水)

環境・CSRTBM(東京都千代田区)は15日、米EcoCart(エコカート)が提供するカーボンオフセット機能を、TBMのEC(電子商取引)サイト「ZAIMA」(ザイマ)に導入すると発表した。エコカートは大学などのライフサイクルアセスメントの研究結果を組み合わせることで、独自に構築したアルゴリズムによってECにおける製品の製造工程や物流工程におけるCO2排出量を算出し、国際基準に則り検証されたカーボンオフセットのプロジェクトと連携する。

カートで配送に関わるカーボンオフセット金額が表示され、決済時にまとめて支払える(出所:TBM)

ザイマを通じて、各製品の配送におけるCO2排出量をエコカートが提携している森林植樹などのカーボンオフセットプログラムへ寄付することで、オフセットが可能になる。

ザイマは、再生素材やカーボンニュートラルな素材、そして枯渇性リスクの低い素材などの環境配慮型素材を用いるなど素材の環境負荷に着目しながら、マーケットプレイスの商品ラインアップのポリシーを定め、斬新なテクノロジーによって生まれた製品を販売する。製品そのものの提供に留まらず、製品や素材のライフサイクルによる環境影響や関連する環境情報を明示しながら、廃棄物の削減とリサイクルを促進する仕組みも整える。

今回のエコカートとの提携では、ザイマで製品購入時に配送におけるCO2の排出量を計算し、カーボンオフセットするための金額を提示。購入者はカーボンオフセットのための寄付を製品購入に合わせて決済することが可能となる。ザイマを経由してエコカートに支払ったカーボンオフセット代金は、エコカートが提携している植林などのカーボンオフセットプログラムへ寄付される。エコカートとの連携開始時点では、配送に関して代表的な梱包形態、配送手段、配送距離に基づいてCO2の排出量を計算するが、今後配送パートナーなどからの情報を元に、個々の配送毎により精度が高いCO2の排出量を計算していく。