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福山通運2Q、取扱増と効率化で3年ぶり増収増益

2021年11月10日 (水)

(出所:福山通運)

財務・人事福山通運が10日発表した2022年3月期第2四半期累計連結決算は、売上高が前年同期比2.6%増の1419億9900万円、営業利益が同15.6%増の109億5800万円、経常利益が同12.3%増の112億7900万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.6%増の75億6900万円で、第2四半期累計では3年ぶりの増収増益だった。

運送事業は、売上高が前年同期比2.2%増の1243億1200万円、営業利益が同18.3%増の100億5900万円で増収増益だった。4月に福井越前営業所を開設するなど輸送品質向上のための集配拠点の整備を進めたほか、7月には近畿日本鉄道の特急「アーバンライナー」を使用した貨客混載輸送を近鉄名古屋駅・大阪難波駅間で開始するなど、当日配送サービスの強化を図った。全長25メートルダブル連結トラックを名古屋主管支店・入間支店(埼玉県)間と福山主管支店・下関支店(山口県)間で運行を開始するなど、幹線輸送の効率化とともにCO2削減による地球環境負荷の低減にも注力した。

流通加工事業や国際事業についても、物量増やコスト削減が奏功して収益を確保した。

2022年3月期の通期連結業績予想は、ことし5月11日公表の前回予想数値を据え置いた。