ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

NTTロジスコ、物流のCO2排出可視化サービス提供

2021年12月8日 (水)

(イメージ)

サービス・商品NTTロジスコ(東京都大田区)は8日、物流領域におけるCO2排出量を算出してレポート化し、CO2を削減するためのシミュレーションを行う「CO2排出量可視化ソリューション」の提供を開始したと発表した。

世界各国で脱炭素化経営に向けた動きが加速するなかで、国内でも2050年までのカーボンニュートラル実現を目指し脱炭素化に向けた取り組みを進める企業が増えている。一方で、サプライチェーン全体の中で物流領域で排出されるCO2排出量の把握や、ガイドラインに沿った排出量の計算に必要なデータの収集や数値算出が課題となっている。

NTTロジスコは、こうした課題への対応を目的として、物流領域におけるCO2排出量を算出してレポートとして提供するとともに、共同配送や梱包資材の見直しなど各種施策の実施によるCO2排出量の削減をシミュレーションする「CO2排出量可視化ソリューション」の提供を開始した。

ソリューションは、CO2排出量レポートとCO2排出量シミュレーションで構成。レポートは、輸配送や倉庫内での活動について、入出荷量や輸送重量等の必要データを収集し精査をしたうえで、配送時や拠点でのエネルギー使用に関してCO2排出量を算出し可視化する。レポートは四半期ごとの発行を想定する。

シミュレーションについては、NTTロジスコが共同配送やモーダルシフトの推進、太陽光発電やEV(電気自動車)の導入推進、梱包資材の刷新、需要予測や発注・補充の見直しによる商品廃棄の削減、ロジスティクスネットワークの再検討などの各種施策を提案するとともに、導入時のCO2排出削減量を予測する。

▲CO2排出量可視化ソリューション概要(クリックで拡大、出所:NTTロジスコ)

NTTロジスコは今回のソリューション提供を契機として、3PL事業者ならではの多角的で実行可能なCO2削減シナリオを設定することで、社会的な課題となっている環境経営に取り組む顧客のCO2排出量削減に向けた取り組みを支援していく。