行政・団体国土交通省近畿運輸局は24日、大阪トラックステーション(大阪府寝屋川市)で大型トラックなどのホイールやボルト、ナットの点検を行ったと発表した。
大型トラックによるタイヤ脱輪事故の未然防止が狙い。1月12日には、群馬県渋川市の国道17号で、脱輪した大型トラックのタイヤが歩行者を直撃し重傷を負う事故が発生するなど、冬タイヤ交換後を中心に脱輪事故が各地で発生している。
大阪府トラック協会、大阪府自動車整備振興会の2団体と連携し、1月19日に実施した。大型トラックを中心に12台のホイールやボルト、ナットを点検した結果、うち5台で緩みを確認。トルクレンチを用いて規定トルク値で増し締めを行った。
近畿運輸局は「タイヤ交換後に50キロから100キロを走行した場合は、トルクレンチを用いて必ず規定トルク値での増し締めの実施を」と呼び掛けている。