ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ラクスル、長距離の中継輸送でCO2の7%削減を確認

2022年2月21日 (月)

サービス・商品物流シェアリングプラットフォーム「ハコベル」を展開するラクスルは21日、トランスポートアトミック(大阪市阿倍野区)との協業による、トラックのボディーとシャシー(車台)を切り離せる「セパレートボデー型車両」を活用した中継輸送によって、運送の効率化・CO2排出量の削減などの業界課題に取り組む実証実験で、長距離輸送の中継拠点でボディーを脱着して載せ替えることで積載中のアイドリングストップ時間を減らし、7.15%のCO2削減に成功したと発表した。

両社は今回の実証実験を契機として、脱炭素社会の実現に向けた運送の効率化とCO2削減に取り組んでいく。

▲「ハコベルコネクト」のCO2排出量確認画面(出所:ラクスル)

ラクスルはカーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環として、トランスポートアトミックが開発したセパレートボデー型車両による中継輸送におけるCO2排出量削減を実証するための実験を行った。2021年7月から12月までに10日間、セパレートボデー型車両によるCO2排出量を計測。通常運行を想定した数値と比較し、7.15%減少したことを確認した。

両社は、今回の結果を受けてテスト運行から本格的な事業展開へ進めることに合意。今後1日あたり200台程度の運行が可能な輸送ネットワーク体制を構築していく。