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GROUND、GWES導入効果を評価する試用サービス

2022年3月2日 (水)

▲サービスの概要(クリックで拡大、出所:GROUND)

サービス・商品GROUND(グラウンド、東京都江東区)は2日、自社開発の物流施設統合管理・最適化システム「GWES」(ジーダブルイーエス、GROUND Warehouse Execution System)を試験的に利用して期待導入効果を評価できる「GWESトライアル(PoC)サービス」の提供を始めると発表した。

2021年8月に提供を開始したGWESは、今後国内で需要が高まることが予想されるWES(Warehouse Execution System、倉庫実行システム)として、ミドルウェアとなる共通データ基盤をはじめ、AI(人工知能)を適用した各種機能モジュール群で構成する汎用性・拡張性の高いパッケージシステムだ。

物流施設で導入されているマテリアルハンドリングやロボットなどのハードウェア、WMS(倉庫管理システム)やWCS(倉庫制御システム)などのソフトウェアとの連携により、デジタル化を推進するとともに物流施設全体の可視化やオペレーション最適化の実現を支援する。

▲対象モジュール(クリックで拡大、出所:GROUND)

このたび開始するGWESトライアル(PoC)サービスは、本格導入の意思を決定する前に、固有の環境下においてGWESを試験的に利用することにより、その効果の検証や導入に向けた対応方法の検討、ボトルネックとなる事項を抽出するのが目的だ。導入を希望する顧客が保有する実際のデータを使用するため、具体的で実効的な期待導入効果を評価できるのが特徴だ。なお、PoCは新しい概念・理論・アイデアを実際の開発に移す前に実現可能性や効果を検証する工程「Proof of Concept」を意味する。

サービスの対象モジュールは「ピッキング作業順/作業単位最適化モジュール」「在庫配置最適化モジュール」「業務進捗管理モジュールにおける作業量予測機能」の3つ。アルゴリズムで机上計算を行い実際に適用した場合の想定効果の検証と、顧客データをもとに既存の時系列分析モデルにて実施したシミュレーションに基づくモデルの有効性の検証がポイントとなる。試用期間は準備期間を含めて3か月。

GROUNDは、今回のトライアルサービスの開始を契機として、GWESを基盤とした次世代型物流施設の構築支援を通じて、物流デジタルトランスフォーメーションのさらなる推進を目指す。

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