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7施設に最上位の環境評価、三菱商事系運用会社

2022年5月2日 (月)

認証・表彰三菱商事グループの不動産運用会社ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント(東京都千代田区)は4月28日、同社が受託運用している7つの物流施設について、第三者機関からそれぞれ最上位の環境性能評価を取得したと発表した。高い環境評価はテナント企業の企業価値向上にもつながるため、認証取得で施設利用が促進される。

これらの施設は不動産投資ファンドのDREAMプライベートリート投資法人が保有し、同社が運用を担当している。各認証は2021年10月からことし3月までに取得した。

取得認証と施設は次の通り。

(1)CASBEE不動産評価認証(建築環境総合性能評価システム):SGリアルティ舞洲(大阪市此花区)、川崎水江物流センター(川崎市川崎区)、MCUD座間(神奈川県座間市)、MCUD川崎I(川崎市高津区)=いずれも最上位のSランク。


▲MCUD座間の外観(左)、CASBEE不動産評価認証Sランクのロゴ

(2)建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)評価認証:MCUD川崎Ⅰ、信濃運輸浦安流通センター(千葉県浦安市)、市川千鳥町物流センター(千葉県市川市)=いずれも最上位の五つ星。

市川千鳥町物流センターは、ZEB認証でも上から3段階目の「ZEB Ready」の評価を取得した。


▲市川千鳥町物流センターの外観(左)、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)評価認証及びZEB評価認証のロゴ(出所:ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント)

CASBEEは、省エネルギーや省資源、リサイクル性能など環境負荷低減の側面に加え、景観への配慮なども含めた環境性能を評価する。「エネルギー・温暖化ガス」「生物多様性・敷地」などの観点で評価が点数化され、評価結果は4段階(SランクからBランクまで)で示される。

BELSは、省エネルギー性能を評価し認証する公的制度で、星の数で5段階のラベリングをする。

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は、太陽光発電などにより建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のこと。達成状況に応じて4段階で表示される。