イベント物流課題解決のための最新ソリューションやサービス、ハードを紹介する「第5回スマート物流EXPO-物流DX/ロボット/カーボンニュートラル展」が21日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。23日までの開催。物流・製造業界から1850社が出展し、来場者数は9万2000人を見込む。

展示会の主軸である物流DX(デジタルトランスフォーメーション)は、ことし4月に予定される特定荷主企業の物流統括管理者(CLO)の選任義務化などを直前に控え、具体化が問われる局面を迎える。この展示会は荷待ち・荷役時間の削減、積載効率の向上といった物流業務の全体最適化へ向けて、その対応策が提示され、持ち帰る機会となる。
自動搬送や協働ロボットなどの省人化サービスは、物流と製造、モビリティーの境界を超えてますます多様化していることもうかがえる。サプライチェーン全域を見極めた効率化が求められるなか、物流だけの単独工程に限らず、製造など各領域の効率化が有機的に機能し合う状況が検証されている。さらには、現場に限らずバックオフィスの効率化に貢献するソリューションも、広義での物流効率化を後押しするものとなるだろう。

▲会場内「ヒューマノイド・ロボット・ショー」ブースでは、実機やデモを公開
特に注目が集まるAI (人工知能)技術の進歩を背景とした「フィジカルAI」の最先端技術では、自ら学習して判断するピッキングロボットや、人と混在した状況でもスムーズな稼働が可能な協働ロボットによるデモンストレーションも披露される。
データの統合管理、需要予測、ルート最適化などでは、より高度な効率化提案も盛んだ。経営目線で物流効率化を主導するCLO体制へと移行することにより、投資判断のスピードアップも期待される。また、各ソリューションが競い合うだけではなく、CLOが中心となって要素技術の連携を促すような動きも進むのではないか。
展示会では先端技術展示に加え、現場導入の具体的な支援策も目立つ。一足飛びの自動化だけではなく、まずは現場を可視化するサービスの充実や、シミュレーション、「共同化」をサポートする情報共有システム、物流プラットフォームなど、それぞれの課題感に応じたソリューションのほか、「低コストでDX」「手軽に物流改善」などのテーマで特集された職場環境改善ツールなどのアイデアも数多く提示されている。
効率化だけではなく、環境対策なども差し迫る。どのような「一歩先」を目指すべきなのか、それぞれの事業の方向性を見極める場ともなるだろう。サプライチェーン全体を見渡した最適化の検証が加速するなか、スマート物流EXPOでは、出展ブースだけではなく、各種セミナーや、物流外の分野からの参入などを通じて、実装型技術とノウハウに関する最新トレンド、そして来場者それぞれの立ち位置を確認することができるのではないか。
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