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センコー「物流バス」、九州から関東への便で開始

2022年5月9日 (月)

サービス・商品センコー(大阪市北区)は9日、CO2排出削減量や省人化時間を可視化した「物流バス」の予約システムサービスを九州から関東への輸送便で開始したと発表した。

センコーは21年4月、路線バスのように気軽に利用できる新たな長距離輸送サービス「物流バス」の運行を開始。今回、川崎近海汽船の大分・清水間の航路を利用した「10トン陸送車代行輸送」を新たにメニューに加えた。

簡単にウェブサイトで予約できるほか、物流バスのメニューである「20トントレーラ貸し切り」「積み合わせスペース販売」と今回提供する10トン陸送車代行輸送の利用によるCO2削減量と省人化時間を予約画面で確認できるのが特徴。例えば、九州・関東間の片道陸送と海上輸送では61%のCO2削減(大分港・清水港間相当距離の陸送比)と20時間の省人化効果が見込めるという。

▲「物流バス」予約システム登録画面(出所:センコー)

10トン陸送車代行輸送は、九州から関東方面へのトラック輸送で主力の10トン車の代行輸送手段として、大分港から清水港間で20トンシャシーに貨物を積み替えて海上輸送する。トラックの長距離走行の削減策としてだけでなく、物流業界全体の脱炭素化や省人化の実現を目指す。

センコーは今後、九州から関西へ、関東・関西から九州へ、さらに関東・関西間などで予約システムのサービスメニューを広げる方針だ。輸送エリアの拡大とシステムの普及を通じて、次世代の長距離幹線輸送の構築と浸透を進めていく。