ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ヤマト、LINE WORKS上で宅急便発送手続き可能に

2022年5月13日 (金)

サービス・商品ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」(ラインワークス)を提供するワークスモバイルジャパン(東京都渋谷区)とヤマト運輸(東京都中央区)は12日、ラインワークス上から簡単に宅急便の発送手続きができ、配送費用の個人精算も不要となる新機能の提供を開始すると発表した。

新型コロナウイルス感染症拡大を契機としたテレワークの急速な普及を受け、在宅勤務やシェアオフィス、サテライト拠点の活用など働き方の多様化が定着してきている。それに伴い、業務上必要な荷物を自宅などオフィス以外の場所から発送する機会が増えている。

一方で、オフィス以外の場所から荷物を発送する際に「手元に送り状がない」「経費の立て替えが必要」などの状況が発生し、発送時の利便性向上が課題となっている。

両社はこれらの課題に対応するための取り組みとして、企業が業務コミュニケーションで利用するラインワークス上に、宅急便の発送手続きができる新機能の実証実験をことし3月に開始。システムの動作や操作性などを検証した結果、課題解決や満足度向上に寄与できたことから、このたび正式に提供を開始することとした。

(出所:ヤマト運輸)

新機能は、自宅やシェアオフィス、サテライトオフィス、出張先、イベント会場などのあらゆる場所から、スマートフォンを使って簡単に発送手続きを始められるのが特徴だ。荷物は最寄りの発送場所に持ち込むことができ、経費の立て替えも不要だ。対象はラインワークス「有料版」利用者で、無料版では使用できない。

送り状の作成については、ラインワークス上で配送先などの送り状情報を入力すると専用二次元コードが発行される。コードを荷物とともに近くのヤマト運輸の営業所などに持ち込むだけで、簡単に荷物を発送することができ、手書きで送り状を用意する必要がなくなる。発行された二次元コードを利用することで、PUDO(プドー)ステーションやコンビニエンスストアなど最寄りの場所から都合に合わせて荷物を発送することも可能だ。

さらに、配送費用は発送手続きの際に自動で計上されてラインワークスの利用料金と合算して会社に請求されるため、配送費用を個人で立て替えることなく荷物を発送できる。

■利用開始・操作手順

左:管理画面のログイン後、アプリディレクトリ画面で「宅急便を送る」を選択
右:「LINE WORKSに追加」をクリックすると、追加完了まで画面が遷移

左:管理者がアプリ追加を行うと、利用者に通知が届くため、通知をタップし、「Botを利用」をタップ
中:「利用開始」をタップし、設定完了
右:トークルームからBotを選択し、OKをタップすると利用開始が可能に

左:トーク(チャット)画面で「宅急便を送る」をタップ
中:送り状作成に必要な情報を入力。決定をタップすると画面が遷移
右:作成された送り状(QRまたはバーコード)を、発送したい荷物と一緒に取り扱い店舗へ持っていく