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三菱地所と日生、相模原でマルチ型物流施設を着工

2022年6月1日 (水)

拠点・施設三菱地所と日本生命保険相互会社は1日、大規模マルチテナント型物流施設「ロジクロス相模原」の建設工事に着手したと発表した。東京都心を含む首都圏各地への輸配送に適した立地を強みに、荷主企業などに訴求していく。2023年12月1日の完成を予定している。

▲ロジクロス相模原の外観イメージ(出所:三菱地所)

三菱地所が出資する特定目的会社と日本生命が共同で開発している、延床面積17万平方メートル超の大型施設。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)や国道16号など主要道路を経由して、首都圏全域をカバーできる輸配送拠点を提供できる好立地が特徴。東京都心から40キロ圏内、横浜から30キロ圏内に位置しており地域配送と広域輸送の両方に適した物流の「プライムエリア」だ。

▲休憩室イメージ

機能面では、5階建て全フロアの専有部倉庫内にも作業用空調を実装するほか、共用部の大規模休憩室に施設内売店を併設するなど、労働環境の快適性向上を図る。物流施設としてはまだ希少性の高い免震構造を採用するほか、48時間の施設稼働を想定した給排水設備や非常用発電機を設置することで、テナント企業のBCP(事業継続計画)対策を支援する。

3万平方メートルを超える屋上には太陽光発電設備の設置も計画。再生可能エネルギーを用いて施設内の一部電力を供給する。倉庫内には1台ごとに制御可能な無線制御システムのLED照明を導入。余分な点灯の抑制を行うなど、環境に配慮した仕様とする。

ロジクロス相模原の概要
所在地:相模原市中央区淵野辺5-977-1ほか
敷地面積:7万8100平方メートル
延床面積:17万900平方メートル
構造:鉄筋コンクリート・鉄骨造、免震構造、地上5階建て