調査・データ西日本鉄道国際物流事業本部が8日発表した5月の航空貨物取扱実績によると、輸出混載重量は4759トンで前年同月比6.0%減少した。
前年の輸出は新型コロナウイルス感染拡大による経済停滞からの回復を反映して大幅な増加を示していた。しかし、前月も8.6%減少するなど傾向に変化がみられる。
航空輸入通関件数も前年同月比で減少傾向にあり、5月実績は8199件で3.1%減少した。
感染拡大に伴う経済活動の停滞からの回復が一巡。前年同時期の急増の反動も一つの要因だ。しかしながら、輸出入ともに底堅さは維持しているようだ。
とはいえ、ウクライナ情勢の緊迫化がさらに長期化し事態がより深刻さを増すことになれば、経済動向の先行きもさらに不透明感を高めることとなり、今後の推移は予断を許さない状況だ。