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SkyDrive、三ツ矢・元外務副大臣が顧問に就任

2022年6月14日 (火)

▲三ツ矢憲生氏(出所:SkyDrive)

財務・人事「空飛ぶクルマ」「物流ドローン」を開発するSkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)は14日、外務副大臣や国土交通委員会理事、国土交通省航空局などを歴任した自民党の三ツ矢憲生・元衆議院議員が顧問に就任したと発表した。

三ツ矢氏は、空飛ぶクルマの実現が社会課題の解決につながるとの持論から、こうした新発想のモビリティーの実用化に向けて支援・助言をしていく。

スカイドライブは2018年に設立。「100年に一度のモビリティー革命をけん引する」をミッションに、空飛ぶクルマや物流ドローンを開発している。物流ドローンの市場展開を進める一方で、空飛ぶクルマについても25年の大阪ベイエリアでのサービス開始を皮切りに、国内外での事業拡大を目指している。

政府は、世界に先駆けた空飛ぶクルマの実現のため、18年に官民協議会を立ち上げた。スカイドライブは協議会の設立当初から開発メーカーの代表して参加。機体開発の推進とともに、取り組んでいくべき機体の安全基準をはじめとする諸制度の整備について、国土交通省や経済産業省と一体となり推進してきた。

三ツ矢氏は「これまで長い間、行政や政治の立場から日本の航空政策、航空行政に携わってきた。航空の世界でもドローンの登場や脱炭素化の動き等今までになかった動きが出てきており、大きく変化しようとしている」と現状を踏まえたうえで、「スカイドライブの事業は未知のことも多く、それだけに乗り越えなければならない課題もたくさんある。それだけにチャレンジングでエクスサイティングな分野だ。これまでの自分の経験や知識が少しでも役立てれば」と抱負を語る。

三重県伊勢市出身。東京大学を卒業後、国交省に入省。外務省などを経て、国交省の航空局監理部長を退任後、03年に衆議院議員初当選。6回の当選を果たした。財務大臣政務官、外務副大臣、衆議院外務委員会委員長などを歴任し、第二次安倍内閣では外務副大臣を務める。21年10月に政界を引退。