荷主アクティオ(東京都中央区)は13日、日本IBMの支援のもと、AI(人工知能)を活用して見積もり確認から調達システムへの発注情報登録までの調達業務を自動化する仕組みの構築に着手したと発表した。サプライチェーンの最適化とガバナンス強化を目的とし、9月を目標に、都度見積もりによる間接材調達業務への適用を開始する。
アクティオでは、建設機械レンタル事業を全国展開するなかで、年間23万件の間接材調達を実施しており、その半数を都度見積もり案件が占める。従来は担当者が取引先ごとに異なる形式の見積書を確認し、品名や金額を調達システムへ手入力していたため、業務負荷の増大や入力ミス、確認漏れが課題となっていた。
新たな仕組みでは、日本IBMの支援のもと、IBM Cloudを実行基盤として採用。AI(人工知能)が数千社の取引先から届く見積もり書を5分ごとに自動で読み取り、品名や数量、単価、金額に加え、値引きや送料の有無など複数の条件を統一基準で確認する。その後、見積確認から発注登録までを一連のワークフローとして処理し、判断を伴う業務も含めて自動化する。
また、紙やPDFで管理していた取引実績やコスト構造などの調達データを構造化・可視化することで、データに基づく意思決定と継続的な業務改善を可能にする。最終的な発注承認は従来通り人が行い、AIによる標準化と人による判断を組み合わせた運用とする。
今後は、日本IBMの支援のもとでAI活用をさらに拡大し、蓄積した調達データを活用して、カタログ調達への誘導やサプライヤーの集約、コスト削減施策などを進め、調達機能のさらなる高度化を図るとしている。
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