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川崎重工の中国合弁会社、ばら積み運搬船を建造

2022年6月24日 (金)

荷主川崎重工業は23日、グループの造船会社、大連中遠海運川崎船舶工程(中国大連市)が61型ばら積み運搬船 「PHILHOKUSAI(フィルホクサイ)」(3万4508総トン)を建造し、発注者に引き渡したと発表した。発注者は公表していない。大連中遠海運川崎は、川崎重工と中国遠洋海運集団(上海)の合弁会社。

発表によると、新造船は、全長199.9メートル。載貨重量6万1197トン、貨物倉容積7万7539立方メートル。船級はアメリカ船級協会(ABS)、船籍はマーシャル諸島。

特徴は、船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石などの貨物を搭載可能な5つの船倉を持つ。各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備し、荷役設備の無い港湾でも荷役作業が可能だ。省燃費型の電子制御式ディーゼルエンジンを搭載。推進効率の高い形状のプロペラ、自社開発のカワサキフィン付ラダーバルブ、コントラフィン付セミダクトなどの技術を採用し、燃費向上を図っている。

(出所:川崎重工業)

■新造船概要
全長×幅×深さ:199.90m×32.24m×18.60m
満載喫水:13.00メートル
航海速力:14.5ノット
定員:25名