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NTTロジスコ、見える化活用で優秀物流改善賞

2022年6月24日 (金)

▲表彰状授与の様子(出所:NTTロジスコ)

認証・表彰NTTロジスコ(東京都大田区)は24日、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)主催の全日本物流改善事例大会2022で、同社名古屋物流センターが「優秀物流改善賞」を受賞したと発表した。

同センターは「見える化ソリューションとWMSを利用した生産性の向上施策」をテーマに取り組み、「見える化ソリューション」と同社が呼ぶ稼働管理システムで抽出した稼働時間とWMSから抽出した荷量データから、作業者ごとの生産性を算出。

最も生産性の高い作業者をモデルスタッフとして設定、作業者全員で作業動画を検証し、ほかのスタッフとの相違点を抽出して標準化を進めた。併せてピッキング・検品などの問題点の洗い出しも行い、標準化や作業レイアウトの改善など、複数の施策を進めることで、全体の生産性向上を実現した。

この取り組みにより、センターでは作業動作の標準化と改善施策を実施したことでムダ作業を排除し、生産性が改善前の1件あたり57.6秒から45.9秒と、11.7秒(20%)の向上を実現。動画をもとに細かな手順をルール化・標準化したことで、出荷作業全体がスムーズになり、教育内容も均一になったという。

JILSでは「見える化ソリューション(稼働管理システム)の導入により、抽出した客観的なデータをもとに作業者が主体となって、動画検証や議論を重ね、作業の標準化やレイアウトの改善活動に取り組み、生産性を向上を実現させた」点を評価した。