
▲スクロールロジスティクスセンター春日部(出所:スクロール360)
アパレル通販事業者向けに物流支援サービスなどを提供するスクロール360(浜松市中区)は7日、アパレル物流の機能強化を図った特化型の首都圏物流拠点「スクロールロジスティクスセンター(SLC)春日部」を埼玉県松伏町に開設し、運用を開始したと発表した。
既存のアパレル特化型物流センター「SLC磐田」(静岡県磐田市)で提供しているサービス機能を強化。基本的な物流業務に加え、複雑な在庫管理、季節変動、特殊な流通加工といった専門性が高い業務に対応し、直営店舗・販売委託先向けから個人向けECまで、アパレル物流に求められる「BtoB」「BtoC」の両チャネルへの対応力を高めた。
大消費地である首都圏エリアに拠点を設けたことで、配送リードタイムの短縮やコストダウンに寄与しやすくなったことも特徴だ。
アパレルECの市場規模拡大による競争激化に伴い「他社との差別化を図るべく、物流での新たな付加価値が注目されるようになり、当社にも多くのアパレル事業者から問い合わせをいただいている」(スクロール360)として、アパレルに特化した新たな高機能物流拠点の開設に踏み切った。
建物は敷地面積1万1580平方メートル(3503坪)、延床面積2万平方メートル(6000坪)、地上3階建ての鉄骨造で、延床面積2万7127平方メートル(8206坪)のSLC磐田に近い規模とした。