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テイクアウト料理の自動運搬、28日に京都で実験

2022年11月22日 (火)

▲センサーを頼りに障害物を避けて走行する自律走行ロボット(出所:京都リサーチパーク)

フード京都リサーチパーク(KRP、京都市下京区)は22日、自社が運営する研究開発用地「京都リサーチパーク」で、自律走行ロボットを使ったテイクアウト料理の運搬実験を11月28日に行うと発表した。

それによると、同社は同パークを実験場所として提供し、実験自体は芝浦工業大学(東京都江東区)の新熊亮一教授の研究室と同大学発のベンチャー企業、ハイパーデジタルツイン(同中央区)が行う。フードトラック(キッチンカー)が集まるエリアに10台のセンサーを設置し、空間の情報を取得した上で、自動走行型ロボットがテイクアウトフードを顧客が待つテラス席まで60~80メートル運搬する。エリアを行き交う人たちと衝突せずに安全に自動走行できるかを試す。

自動運転には、新熊教授が研究している、現実空間を仮想空間に再現する技術「デジタルツイン」を用いる。センサーで死角や障害物などの空間情報を取得し、ロボットが障害物を避けながら自律的に目的地へ移動する技術だ。安全性が確認できれば、12月以降、より実際の社会に近い環境で再実験を行う予定。

こうした「マイクロモビリティー」は、物流業界の人手不足や移動弱者への配慮、脱炭素化などの社会課題を解消する手段として、社会実装が推進されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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