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ゼロ、マレー向け中古車輸出好調で通期予想修正

2023年2月9日 (木)

財務・人事ゼロは9日、2023年6月期通期連結業績予想を上方修正すると発表した。売上高は1190億円(前回予想は1090億円)、営業利益は43億円(同42億円)、純利益は27億5000万円(同27億円)といずれも引き上げた。海外関連でマレーシア向けの中古車輸出事業が好調に推移し、増収に大きく寄与し利益面の押し上げ要因となった。

また、同日発表した2023年6月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比38.4%増の642億4700万円、営業利益が61.8%増の21億7400万円、純利益が79.3%増の14億6500万円となり増収増益で着地した。

海外関連事業に関して、円安が追い風となり現地需要の増加に伴い、中古車の輸出台数が伸長し大幅な増収につながった。中国における車両輸送事業も市場回復を受けて業績拡大に寄与した。

国内自動車関連事業のうち車両輸送事業は、中古車と新車の輸送で受託台数が増加して増収。ゼロ・プラスIKEDAの連結子会社化も売上高の純増に寄与した。昨年9月から燃料サーチャージ制を導入したことなども利益確保に効果があった。

一般貨物事業では、港湾荷役事業でバイオマス発電所向けの燃料荷役が増加。運輸・倉庫事業は新たに倉庫を賃借して3PL事業をスタートしたものの、不採算顧客からの撤退が減収要因となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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