財務・人事ゼロが8日発表した、2024年6月期決算は、売上高が前年比5.9%増の1407億5100万円、営業利益が同22.6%増の62億2200万円、最終利益が20.7%増の41億5000万円と増収増益だった。
国内自動車関連事業は、売上高が9.6%増の637億7500万円、営業利益が38.2%増の69億9400万円と大幅な増収増益。主幹事業の車両輸送では、中古車登録・販売台数の回復に伴い中古車輸送の受託台数が増加した。そのほか、ことし1月に料金改定を行ったことや、整備事業での納車前整備点検の台数が増加したこと、23年11月に子会社化したソウイングの業績などが寄与した。
海外関連事業は、売上が2.7%増の489億3800万円、営業利益が15.6%増の7600万円と増収増益。中古車輸出事業と中国での車両輸送事業は好調だったが、CKD事業は梱包台数が減少したことで減収となった。
一般貨物事業は、売上高が0.5%減の63億9800万円、営業利益が33.4%減の7億9000万円と減収減益。港湾荷役事業はバイオマス発電所向けの燃料荷役で新規受注があったことから増収となったが、運輸・倉庫事業は不採算顧客から撤退したことで減収となった。また、ことし1月の川崎複合物流センターの火災による損失計上もあり、事業全体では減益となった。
25年6月期の通期連結業績は、売上高が4.1%減の1350億円、営業利益が30.2%増の81億円、最終利益が32.5%増の55億円と減収増益を予想する。
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