ゼロが通期業績を上方修正、中古車輸出が伸長

調査・データゼロは9日、2024年6月期の通期連結業績予想を上方修正した。売上高は前回予想から160億円増の1370億円、税引前利益は同4億円増の56億円、親会社株主に帰属する純利益は2億円増の37億円と、それぞれ引き上げた。

海外関連事業で、マレーシア向け中古車輸出事業が想定より伸長していることなどから、前回予想より増収増益となる見込み。

同日発表した第3四半期決算は、売上高が前年同期比4.5％増の1055億7000万円、税引前利益が同20.3％増の45億1200万円、親会社株主に帰属する純利益が18.4％増の29億5900万円と増収増益だった。

主力の車両輸送事業を含む国内自動車関連事業は、売上高が8.1％増の466億2900万円、営業利益が23.1％増の44億2800万円と増収増益。人件費やEV（電気自動車）化を見据えた輸送機材への投資が増加した一方で、1月の料金改定や、整備事業での納車前整備点検の台数増などが寄与した。

そのほか、中古車輸出などの海外関連事業は、売上高が0.9％増の379億8400万円、営業利益が99％増の6億7600万円と増収増益。港湾荷役や運輸・倉庫事業を含む一般貨物事業は、売上高が0.5％減の48億2200万円、営業利益が45.8％減の4億8000万円と減収減益だった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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