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ゼロ通期は増収増益、アジア向け中古車輸出好調

2023年8月10日 (木)

財務・人事ゼロが10日発表した2023年6月期通期連結決算は、売上高が前期比24.1%増の1328億6100万円、営業利益が同29.7%増の50億7400万円、最終利益が35.6%増の34億3700万円と大幅な増収増益で着地した。海外関連事業でマレーシア向けの中古車輸出が好調に推移したことで、当初想定より売上高は138億6100万円、営業利益は7億7400万円、最終利益は6億8700万円とそれぞれ増収増益となった。

主力の車両輸送事業は売上高が2.1倍の581億6900万円、営業利益が2.2倍の50億6200万円の大幅増収増益。中古車、新車ともに車両輸送受託台数が増加、ゼロ・プラスIKEDAの連結子会社化の売上も上乗せされて大幅増収とし、22年9月から導入した燃料サーチャージの収受により燃料費高騰分を吸収した。

海外関連事業の中古車輸出事業では、主要輸出先のマレーシアで需要が増加したことに伴い輸出台数が増加。中国自動車市場も回復するなど、海外関連事業全体の売上高は2.6倍の476億4100万円、営業利益は3.7倍の4億9200万円だった。

一般貨物事業は全体の売上高が2倍の64億2900万円、営業利益が2.1倍の11億8700万円。港湾荷役事業はバイオマス発電所向けの燃料荷役が増加して増収、運輸・倉庫事業は新規倉庫の立ち上げや不採算顧客からの撤退で減収となった。

24年6月期の通期連結業績は、売上高が8.9%減の1210億円、営業利益が2.5%増の52億円、最終利益が1.8%増の35億円と減収増益を予想する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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