メディカルキューネ・アンド・ナーゲル(スイス)は29日、温度管理が必要な医薬品向け航空輸送網「クール・コリドー」に4路線を追加したと発表した。新設したのはフランクフルト-アトランタ、シカゴ-成田、ブリュッセル-サンパウロ、シカゴ-サンパウロの各路線。これにより、欧州、北米、アジア太平洋、中南米の主要な医薬品拠点を結ぶネットワークは計12路線に拡大した。

(出所:キューネ・アンド・ナーゲル)
クール・コリドーは、ワクチン、ペプチド、バイオ医薬品などを対象に、GDP(医薬品の適正流通基準)に準拠した取り扱いと、温度管理された輸送工程を組み合わせる。航空会社や空港の地上支援事業者と厳格な作業手順を共有し、輸送中の温度逸脱時間を抑える。
フランクフルト-アトランタ線では、同社のボーイング747-8型貨物機「Inspire」による週次の専用輸送枠を設ける。輸送工程の温度管理を強化することで、冷却機能を備えたアクティブコンテナへの依存を抑え、軽量なパッシブ包装を採用しやすくする。包装重量の削減による物流費やCO2排出量の抑制を見込むが、実際の採用は貨物の特性や輸送条件に左右される。
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