ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

CRE、成田に平屋建て利点生かすマルチ施設開発へ

2023年2月10日 (金)

拠点・施設シーアールイー(CRE)は10日、千葉県成田市で敷地面積3万1746平方メートルの物流施設開発用地を取得した、と発表した。昨年1月から4月にかけて複数の地権者と取得契約を締結。農地転用の許可手続きなどを経てすにで決済引き渡しを受けており、同所で延床面積1万7973平方メートルに及ぶ鉄骨造り平屋建てのマルチテナント型物流施設の開発を推進するとしている。

(イメージ)

予定地は、東関東自動車道の成田インターチェンジ(ICの)から7.2キロ、大栄ICから6.8キロ、圏央道の下総ICから7.6キロに位置する。また成田国際空港の貨物地区の出入り口からも6キロにあり、高速道を利用して関東一円への航空貨物の配送拠点としてのニーズを満たす立地だ。

施設の機能面は、トラックバースを南北両面に配置しており、北側には大型トラック29台が同時接車可能な高床トラックバースを設置。南側は大型ひさしを設けた低床トラックバースとし、さまざまな入出庫オペレーションへの対応ができる汎用性のある施設計画を予定する。

場内の安全性向上を図るため。車両動線はワンウェイとするほか、ドライバーの負担軽減のため10台分の大型車トラック待機スペースを確保。通勤利便性の向上を目的に95台分の乗用車駐車場も用意する。

倉庫部分の基本スペックとして、床荷重は1平方メートル当たり1.5トン、有効高は5.5メートル以上。事務務所や手洗い所を4か所に分散配置し、最大4テナントへの分割が可能な仕様だ。

また平屋建てを採用することで、多層階施設特有の上下間搬送に必要な設備や荷さばきスペースが不要になる利点が生まれる。保管効率の向上にも寄与するほか、両面バースのワンフロアオペレーションにより上下間搬送に伴う時間的な損失が減らせ、迅速な庫内オペレーションを実現する。

さらに平屋建ての構造的なメリットを生かし、柱スパンを最大限に確保。防火区画内の独立柱の大部分を設置しない構造計画とすることで、大空間での庫内オペレーションが可能な設計とする。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com