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シーネット、物流データ活用へ産学共同検討体制

2023年4月18日 (火)

ロジスティクスシーネットは18日、物流目標到達のための重要なプロセスとなるKPI(重要業績評価指標)に特化した分析ツールをWMS(倉庫管理システム)の新機能として提供するため、8社・大学による共同開発プロジェクトを始動させたと発表した。WMSで国内トップの一角を担うシーネットが全体の推進役となり、物流の効率化に向けて「活用できる」データを使った分析ツール開発のための実証に取り掛かる。

(イメージ)

プロジェクトでは、「見える化」によって蓄積されたデータから現場改善のために必要なKPIを抽出し、活用するための概念実証(PoC)を8社・大学で行う。WMSベンダーのシーネットの知恵だけでなく、物流の実務経験が豊富なプロフェッショナルや学術的知識を持つ専門家、データ分析やITに精通したエンジニアなど、さまざまな角度から知識を共有することで、WMSをベースとした新たな分析サービスとする。

PoCでは、参加者の検討により抽出したKPIを広くユーザーに提供できる形に実装する。データの組み合わせ方や生産性の分析方法などの要望を共有し、標準的なKPIや分析手法を検討する。

参加するのは、技術関連でシーネットグループのベイキューブシー(千葉市美浜区)、戦略・策定で物流コンサルを手がけるロジスティクス・サポート&パートナーズ(東京都千代田区)常務取締役の石橋岳人氏、学術的な立場からのアドバイザーとして学習院大経済学部教授の河合亜矢子氏に加え、データ採取に協力する物流実務を行うアサヒロジスティクス(さいたま市大宮区)、コゲツ産業(北九州市小倉北区)、サン インテルネット(横浜市西区)、園田陸運(鹿児島市)――の4社。プロジェクト全体をシーネットが統括する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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