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住友金属鉱山、菱刈で有望な金鉱体確認、採掘へ

2012年10月9日 (火)

産業・一般住友金属鉱山は9日、国内最大の生産量を誇る金鉱山・菱刈鉱山(鹿児島県伊佐市)で、現在の採掘水位よりも下部に有望な鉱体が連続していることが確認されたため、この下部鉱体を新たに開発すると発表した。

投資額は32億円で、11月に工事を開始し、2018年から下部鉱体の採掘を行う。同社によると、これまでの探鉱の結果から「金量30トンの獲得が期待される」としている。

菱刈鉱山は地下に温泉水が存在しており、水位を下げる設備を海抜マイナス50メートルレベルに設置し、金鉱石の採掘を行っている。近年の探鉱の結果、現状の水位よりさらに下部に有望な鉱体が連続していることが確認された。

下部鉱体の採掘は、水位をさらに低下させる必要があることから、新たな設備を坑内の海抜マイナス80メートルレベル地点に設置する。

菱刈鉱山の金鉱石生産量は国内最大で、海外資源獲得へ向けて国内唯一の鉱山技術者養成の場という側面も併せ持つ。

■菱刈鉱山の位置
[googlemap lat=”32.012649″ lng=”130.69383″ align=”undefined” width=”440px” height=”240px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]鹿児島県伊佐市菱刈前目3844[/googlemap]