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JAL、関空と成田で医薬品の高品質陸空一貫輸送

2023年4月27日 (木)

認証・表彰日本航空(JAL)は26日、関西空港・成田空港間の陸上輸送から海外への航空輸送、現地での荷下ろしまで、国際的な医薬品流通基準(GDP)に則した高品質な医薬品輸送サービスを今夏に開始すると発表した。成田空港で国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品輸送の品質認証制度「CEIVファーマ認証」を取得したことで、すでに同認証を取得している関西空港と連結した医薬品輸送体制を整備した。

▲成田空港の医薬品専用定温庫(出所:日本航空)

JALはことし3月に、成田空港の上屋とランプでの貨物取り扱いや発着フライトを対象に同認証を取得し、すでに同空港内に開設している医薬品専用定温庫と合わせ、高品質な医薬品の取り扱いが可能となった。関西空港でも同認証の取得に加えて医薬品定温庫を持っており、同社は両空港間を医薬専用の定温輸送トラックで結ぶ陸上輸送と航空輸送を掛け合わせたサービスを開始することにした。

具体的には、同認証を取得している貨物代理店が製薬会社から受け取った荷物を関西・成田両空港のいずれかに持ち込んだ後、GDP基準に則した陸上の定温輸送でもう一方の空港に運ぶ。航空輸送で海外に到着した荷物を現地の貨物ハンドリング会社が扱い、貨物代理店に引き継ぐ。この一連がCEIVファーマ認証の対象となっており、荷主に対して高い輸送品質を示すことができる。

認証制度の対象範囲、関西空港から成田空港を経由して輸出する事例(クリックで拡大)

同社はこのサービスにより、日本からの輸出だけでなく、欧米からの輸入から乗り継ぎする場合の需要も取り込む。

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LOGISTICS TODAY編集部
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