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国内初、豊田通商がバイオ燃料供給の商用化を開始

2023年5月10日 (水)

環境・CSR豊田通商は10日、国内初となる商用化ベースでの継続的なバイオ燃料の供給を4月から開始したと発表した。供給は同社のグループ企業である豊通エネルギーとともに、トヨフジ海運の運航する船舶向けに船舶を横付けして給油するシップトゥシップ(STS)方式で実施される。

(イメージ)

供給するバイオ燃料については、ダイセキ環境ソリューションと連携し、トヨタグループや豊田通商グループ企業の社員食堂などから調達した廃食油を原料の一部として精製、重油と配合したものを使用する。豊田通商はこれまでに、シンガポール港でのバイオ燃料の運航実証、名古屋港でのタグボートや内船舶向けに、STS方式でのバイオ燃料の供給トライアルを実施するなど、商用化に向けた検証を行っている。

海運業界は世界の温室効果ガス(GHG)排出の2%を占めており、国際海事機関(IMO)が50年までに業界でのGHG排出を08年比50%に減少させる目標を掲げている。次世代船舶燃料として水素やアンモニア燃料が注目されているが、多額の投資や高度な技術開発が必要なため、当面の脱炭素燃料としてバイオ燃料が注目されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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