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サンリツ決算、売上増えるもコスト上昇などが響き減益

2023年5月12日 (金)

ロジスティクスサンリツが12日発表した、2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比9.8%増の203億3500万円、営業利益が3.9%減の10億1900万円、最終利益は29.1%増の9億8000万円となった。

梱包事業部門は、売上高が12.1%増の150億6400万円、営業利益は0.9%減の13億9900万円だった。前年に復調した工作機械の取り扱いが引き続き好調に推移したため、売上高が増加した。営業利益は、梱包に使用する材料費の高騰に加え、増加した取扱量に対応するため、一部貨物の外注先への委託と、事業基盤強化の人材を確保したことで、売上原価が上昇。加えて、販売費と一般管理費が増加したため減少した。

運輸事業部門は、売上高が0.5%減の24億6500万円、営業利益は6.4%減の1億7700万円となった。工作機械の取り扱いが堅調に推移したものの、医療機器と小型精密機器の取り扱いが減少したことで売り上げ、利益ともに減少した。

倉庫事業部門は、6月から成田事業所、10月から八王子事業所で、新たに外部賃貸倉庫を契約し、半導体製造装置の取り扱いが増加したことで、売り上げ、営業利益ともに増加。その結果、売上高が7.6%増の25億4300万円、営業利益6億100万円となった。

24年3月期の通期業績は、売上高が0.8%増の205億円、営業利益が11.7%減の9億円、最終利益は42.9%減の5億6000万円を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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