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住友大阪セメ、PDPフィルター製品から撤退

2012年10月19日 (金)

産業・一般住友大阪セメントは19日、高機能フィルム事業を見直し、プラズマディスプレイパネル用フィルター製品の生産・出荷を、12月までで終了すると発表した。

プラズマディスプレイの需要が世界的に減少し、厳しい市場環境となる中、同社は合理化、コスト削減を進めたものの、主要顧客からの受注数量が大幅に減少し、今後の収益確保が困難な状況になっていた。高機能フィルム事業の再構築のためには「PDP用フィルター製品からの撤退が不可欠」と判断した。

PDP用フィルター製品の生産終了に伴い、不要在庫品の除却・廃棄、一部外注委託先への補償金支払いなどにより、4-9月期決算で6億円程度を特別損失に計上する。

今後は、独自技術を活かした電磁波遮蔽フィルム製品の生産に特化し、大型PDP用などに販売を継続していく。