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いすゞ、ギガ1518台のリコールを届出

2023年6月8日 (木)

行政・団体いすゞ自動車は8日、大型トラック「ギガ」1518台のリコールを国土交通省に届け出た。

不具合があったのは「シャシハーネス」と呼ばれる電気装置。リアアクスルに備えられたエア圧により作動する永久磁石式リターダ(補助ブレーキ)において、リターダハーネスへ接続するシャシハーネスのコネクタ端子の設計に誤りがあったことで、不適切な端子配列になっており、温度センサに過電流が流れ、内部回路が断線することがあるという。最悪の場合、同一エアタンクのエア圧を用いるクラッチアシスト機能が停止することで変速ができず、走行不能に至るおそれがあるという。

改善措置として、シャシハーネスとリターダハーネスの間に適切な端子配列に修正するための変換用ハーネスを追加するとともに、温度センサを点検し、損傷が認められたものは温度センサを新品に交換。また、エア漏れが認められた場合は、シリンダ、マグネチックバルブ等を新品に取り替えるという。

不具合は市場からの情報によって発見されたもので、17件が確認されているが、事故の報告はない。対象車種は2016年4月20日~22年12月12日までの製造分、車両製造後に修理で対象部品が組み付けられた車両13台の計1518台と、交換修理用として出荷後に組み付けられた部品6個が対象となる。

■改善箇所詳細(出所:国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001613395.pdf

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LOGISTICS TODAY編集部
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