行政・団体三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)は22日、原動機(エンジンハーネス)に不具合があるとして、国土交通省にリコールの届け出た。対象は、2017年3月24日から21年11月11日までに製造された「ふそうスーパーグレート」4万1134台で、うち53件で不具合が発生し、軽傷者の出る事故も起きているという。
6R20型エンジンを搭載した大型トラックにおいて、エンジンハーネスの組付けが不適切なため、当該ハーネスとハーネス固定用のブラケットが強く接触した状態のものがあった。そのため、エンジン振動によって当該ハーネスのブラケット接触部が摩耗して損傷すると、突然のエンジン停止やエンジン再始動不能に至り、最悪の場合、当該部がショートした際のアークによって火災に至るおそれがあるとしている。
同社では、対象車種の全車両でエンジンハーネスの分岐部を点検し、損傷が認められない場合は当該ハーネスとハーネス固定用ブラケットの間に干渉防止用のゴム板を追加し、損傷が認められた場合は当該ハーネスを対策品に交換する。
■改善箇所詳細(出所:国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001615418.pdf
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