ロジスティクスヤマト運輸は23日、掛売契約のある法人の顧客を対象に、海外宅急便事業展開地域への国際宅急便を翌日配達すると発表した。11月15日から提供を開始する。同社は国際宅急便の配達リードタイム短縮を検討していた。
沖縄国際物流ハブで沖縄ヤマト運輸(沖縄県糸満市)の24時間通関を実現し、アジアへの最短翌日配達を開始することにしたもので、例えば、香港行きの荷物を関東で当日夕方までに預かると、これまでは3-4日後であった配達が、最短で翌日の午後2時以降に可能となる。
配達リードタイムは短くなるが、料金は据え置く。書類サイズの荷物は対象地域すべて950円で届ける。
第一段階として、B4サイズ以内、重さ1キログラム以下の紙の書類から取り扱いを開始する。書類以外は、現行通りの配達日数となる。
翌日配達の対象となるのは、日本から海外宅急便を展開している上海・香港・台湾(一部)・シンガポール・マレーシア(一部地)。
■配達のリードタイム
発送地 | 配達先地域 | 発送締め切りのタイミング | 配達予定日時 |
関東・関西 | 香港・台北 | 終日集荷 | 翌日14時以降 |
上海 | 午前中集荷 | 翌日14時以降 | |
シンガポール マレーシア 台湾 (台北を除く) |
午前中集荷 | 翌々日午前中以降 | |
上記を除く地域 | 香港・台北・上海 | 午前中集荷 | 翌日14時以降 |
シンガポール マレーシア 台湾 (台北を除く) |
午前中集荷 | 翌々日午前中以降 |