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ロケーションマインド、トラックCO2排出監視実験

2023年7月4日 (火)

環境・CSRLocationMind(ロケーションマインド、東京都千代田区)は3日、衛星測位システム「みちびき」の高精度位置情報と信号認証技術を利用した、トラックのCO2排出量モニタリング支援ソリューションの実証実験を開始すると発表した。

「みちびき」は、準天頂軌道の衛星が主体となり構成する日本の衛星測位システム、サブメータ級測位補強サービスやセンチメータ級測位補強サービスなどの高精度で安定した衛星測位サービスが特長。

ロケーションマインドが開発したソリューションは、運輸事業者のトラックに対し、みちびきの信号認証サービスを搭載した車載向けGNSS(全地球航法衛星システム)受信機を装着し、常時、走行ログを取得できるシステムを構築。その上で、走行ログと運輸事業者の配送情報を組み合わせて、配送ごとのCO2排出量、荷主ごとの按分(あんぶん)を計算し、位置情報の証跡とともにアウトプットする仕組み。同時に、信号認証の結果を踏まえて、位置情報の証跡の信頼性を保証する。

▲ CO2排出量モニタリング支援ソリューション全体イメージ(クリックして拡大、出所:LocationMind)

同社は、内閣府が主催する「2023年度みちびきを利用した実証事業公募」に応募。提案したソリューションが採択されたことから、今回、実証実験を開始することにした。

応募の背景として物流業界での位置情報活用システム利用の伸長を挙げており。業界でCO2排出量報告の義務化や2024年問題などの課題の解決策に位置情報活用が必須とする一方、位置情報の改ざんによるリスクに対し、認識があるものの、対策がされていないのが現状とみて、業界全体の信頼性低下を防ぐ技術として提案したとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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