赤福餅の宅配受付業務をキントーンで効率化

サービス・商品クラウド型の業務改善アプリ「kintone」（キントーン）を提供するコムデック（三重県伊勢市）は25日、三重県を代表する銘菓、赤福餅を製造する赤福（同）がキントーンを導入し、宅配受付業務を効率化した事例を公開した。

キントーンは、データをクラウド上で管理するだけでなく、業務ごとにアプリを作成･編集ができるクラウドサービスで、自社の課題に沿って柔軟にカスタマイズできる。赤福では従来、顧客からの宅配受け付けを紙で行っており、宅配受け付けを本社で管理・集計する、受付情報をもとに発送するなどの手作業が発生しており、店舗や本社において業務の負荷が高かったことから、課題解決のためキントーンを導入した。

まず、キントーンと連携サービスを使って注文フォームを作成。本来、キントーンはアカウントをもつユーザー以外は閲覧・編集ができないが、カスタマイズや外部サービスとの連携により、誰でも簡単に入力できる注文フォームを作成できる。さらに、ウェブフォーム作成ツールの使用により、注文フォームに情報を入力すると回答が送信され、キントーンにデータが自動で登録され、注文フォームの情報を専用システムに転記する必要がなくなる。

また、別の連携サービスの利用により、郵便番号入力による住所の自動入力や、発送先が注文者と同一の場合の注文者住所の自動反映なども可能になった。システム導入後、現場からは「受付情報のデータが一元化された」「個人情報の管理が安全・容易になった」など改善を実感する声が上がったという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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