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SGHDが通期利益見通しを下方修正、国際輸送低調

2023年7月28日 (金)

財務・人事SGホールディングスは28日、2024年3月期の連結業績予想を下方修正し、通期売上高は当初予想通り1兆3800億円としたが、通期営業利益は前期予想の1055億円から1000億円に、通期経常利益は1065億円から1010億円に、通期最終利益は715億円から680億円に下方修正した。第2四半期連結業績予想でも営業利益、経常利益で45億円、最終利益で30億円の下方修正とした。

(イメージ)

同日発表した24年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比17.7%減の3185億1100万円、営業利益が同43.4%減の188億3200万円、最終利益が49.2%減の118億9900万円と大幅な減収減益となった。

業績予想修正はロジスティクス事業での業績が前期予想を下回ったことが原因。国際輸送では、世界的な金融引き締めなどを背景とした景気後退懸念や、米国での消費者マインドの停滞などで海上・航空貨物需要が回復しきらず、想定以上の海上・航空運賃下落の影響を受けたとしている。この結果、同事業の売上高は55.1%減の512億4400万円、営業損益は11億3900万円の赤字(前年同期は83億3100万円の黒字)に転じた。

主力のデリバリー事業では、物価高による家計消費支出の弱まりなどの影響を受け、飛脚宅配便を中心とする取扱個数は3.1%減の3億4100万個と低調。一方でことし4月からの届出運賃の改定、取引ごとの適正運賃収受の取り組みにより平均単価は上昇した。セグメントの売上高は2.5%減の2519億2800万円、営業利益は21.8%減の171億6400万円だった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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